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紺野side
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『俺が紺野に頼もうとしたのは、こーやって普通にお前と過ごしたいって言おうとした!』
『んなの決まってんじゃん、お前が好きだからだろ~』
『俺、お前と一緒にいたいの』
『俺は、お前が好きなの、でも、お前とは違う』
つまり、卯月は俺のことを恋愛感情として好きだと言ってる
たしかに、卯月の言葉を思い返してみると、そうゆうことか、と腑に落ちる部分がある
「・・・」
いつからだ・・・?
俺の事が好きって、俺男だし
卯月と一緒に居ても、俺ゲームしかしてなかったよな
「卯月」
ベットに寝転んだ卯月を呼ぶ
でも寝転んだ卯月は俺に背を向ける形で寝ていて顔が見えない
「おい、卯月」
好きっていうのは恋愛感情としてか?
いつから好きだったんだ、さっきのキスはなんだ
聞きたい事は沢山あった
「うづ・・・」
ぐいっと無理矢理寝ている卯月の身体をこっちに向かせる
と、規則正しい寝息を立て卯月は眠ってた
「・・・マジか」
なんだったんだよ
俺、ファーストキスだったんだけど
ふぅと静かに息を吐く
すると、いつ置いたのかベットヘッドあたりにある卯月のスマホが、ピロンっと音を立てスマホ画面にL○NEの表示が出る
「・・・」
差出人は、『明希』
内容は、『早く会いたい』
「・・・明希って、たしか」
勉強会の時に桧山君が見せてくれた雑誌に載ってた可愛い女の子だったよな
きよが彼女って聞いたときは成島君が違うって否定してたよな
「・・・」
どう見たって卯月のこと好きじゃん、この子
俺のこと好きってキスしてきたけど、ただ酔っ払って勢いか?
いや、でも何かを伝えようとした結果キスしてきたわけだし、コイツ馬鹿だし、やっぱ俺の事好きだって伝えたかったんだよな
「・・・はぁ」
意味わかんねぇ
中断していたゲームを再開する気になれず、服を持って風呂場へ行き、風呂を出た後、卯月の横で寝た
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