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「意味わがんねぇ・・・っふざけんな・・・!」
すっげぇ悩んで、辛くて、ほんとに佐々木の告白OKしてたらどうしてたんだよ!!
「馬鹿じゃねぇの、おせぇよっ・・・!」
ほんとに、本当に
「紺野、俺のこと好きなの・・・?」
「え、この状況で聞く?もう散々言っただろ、勘弁してくれ・・・」
「っ・・・」
紺野がマジで照れてる
ほんとに、俺のこと好きなんだ
ほんとに、ほんとにほんとに、好き、なんだ
「ばぁか、俺はずっと言ってたんだぞ」
「ほんと、卯月はすごいな、まじこれ恥ずかしすぎる」
「つーか、授業始まってるけど、お前いいのかよ」
「だからタイミング考えろよ、授業どころじゃねぇだろ」
あぁ、なんか実感ねぇ・・・
「卯月」
「ん?」
「俺と、付き合ってくれるか?」
すげぇ顔真っ赤にしながら、言う紺野
すげぇかっこ悪い
でもすげぇ嬉しい
やばい、やっぱりちょっと実感
「おう!」
「はぁー・・・よかった・・・」
深いため息つきながら、ベンチの上で体育座りする紺野
俺の返事なんか分かりきってただろ
「んで、そんなに緊張してんだよ」
「うるせぇ・・・さっきの子の告白オッケーしてたら振られるじゃん俺、しかも諦める宣言されたし、ほんと、振られたら心折れる」
コイツ、まじふざけんな
「どんだけ振ったんだよ!俺のこと!」
「だーから!ごめんって言ってるだろ!」
「あぁ!?誠意が伝わらねぇよ!」
ぎゃあぎゃあ紺野と言い合う
やばい、ムカついてんのに幸せ
「よし、教室帰るか」
「んー」
「卯月、今日どうする?」
「あ?」
「来るだろ、家」
「・・・行く」
「じゃあ待っててな」
「ん」
俺、やっと紺野と恋人同士に、なったんだ
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