アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
鎌side
-
プルルルルル
電話の音がする
眠い目を擦って携帯を見ると隼人からだった
「もしもし?」
「もしもし?鎌…ごめんな寝てた?」
「いや…大丈夫どした?」
「…」
「隼人?」
「陽向が…死んだ」
「は?」
「交通事故で…亡くなった。そこに駿君もいたらしくて今ショック状態で意識不明らしい…」
(なんで…)
「葬儀は明明後日だけど学校だよな?」
「行く…」
「分かった…後駿君の見舞いにも行ってやってくれないか?」
「あぁ分かった」
「…それじゃあな」
「あぁ」
電話を切った
死んだ?陽向が?
駿くんは大丈夫なのか?
俺はいてもたってもいられなくなって病院へむかった
看護師さんに駿くんの病室を聞いて急いでむかった
扉を開けると顔色が悪い駿くんが眠っていた
「駿くん…」
スースー
「陽向の所に行ってくるね…」
俺は霊安室に行って陽向に会った
「陽向…」
顔は青白く声を掛けても目を覚まさない
「陽向…」
陽向の顔がぼやける
(なんで俺、泣いてんだ?)
陽向のことはあまり好きではなかったでもいつも一緒にいたから、いるのが当たり前だったから、もうその当たり前がなくなると思うと涙が溢れきた
「陽向…後は任せろ」
俺は霊安室をでて、駿くんの病室へと向かった
「駿くん…早く目を覚ましてよ…」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
47 / 65