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葬式 颯斗side
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陽向の葬儀
駿は出席しなかった
鎌に聞いたところまだ意識が無いらしく意識が戻っても暴れるだけらしい。
(これで陽向を見るのは最期…もう会えない…)
ポタポタ
「ひなた…」
すると頭を誰かがわしゃわしゃしてくれた
顔を上げると今にも泣きそうな鎌がいた。
「もう…陽向には会えないんだな」
「うん…」
もうすぐ火葬が始まる
もう会えない…
とうとう火葬が始まる
最後に別れの挨拶をと母が俺と鎌を陽向の所へ連れてきた
「ひなたぁ…ごめん、ごめん」
俺は謝ることしか出来なかった
鎌はたった一言だけ
「陽向…後は任せろ」
それだけ言った
そして火葬が始まった
待つ間飲食があったが喉を通るわけがなくただボーッとしていた
1時間後
陽向が骨の姿で出てきた…
「おかえり…ごめんな、熱かったよな?」
骨を拾う
その後のことはよく覚えていない
気がつけば家に帰っていて、自分の部屋で泣いていた。
いつも隣にいた生意気な幼馴染みがもういない
悲しい
悔しい
まだ犯人は捕まっていない
絶対に許さない…
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