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駿side
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「お世話になりました」
「はい。お大事に」
お医者さんに挨拶をして俺はタクシーに乗った。
頭の痛みは無くなった
(約3週間入院してたのか…)
久しぶりの家に入ると机の上に風邪薬とかミネラルウォーターが投げっぱなしだった
(そう言えば事故の前俺熱出して寝込んでて誰かが看病してくれたんだよな…あれ?)
ズキン
(誰が看病してくれたんだっけ?)
ズキンズキン
形はあるのに顔が思い出せない
ズキンズキンズキンズキン
「いってー…くっそ思い出せねー」
(鎌だった?いや、違う…)
ズキンズキンズキンズキンズキンズキン
その痛みはまるで思い出すなとでも言っているかのようにますます痛くなる
(考えるの…やめよ)
俺は自分の部屋へいってベッドに横になった
ズキン…ズキン
だいぶ良くなった所で
ピロン
LINEがきた。鎌からだった
『無事に家に帰ったか?』
『うん。帰ったよー(*⌒▽⌒*)』
『そっか良かった。5時位にお前の家に着くと思う』
『分かったー』
『それまでに学校の準備とかしとけ』
『りょーかい』
俺はLINEを閉じた。時計を見ると昼の15時
(鎌が来るまで後2時間か…寝よ)
俺は瞼を閉じた
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