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颯斗side
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鎌が学校へ来た
でもずっとボーッとしている。
俺は何があったのか聞いてみた
「鎌ーお前今日どした?」
「あぁ…颯斗…」
鎌は俺に全部離してくれた。
薬の事、そして駿と付き合うことになったこと…
俺は鎌に腹が立って
「お前!それで本当に駿は幸せなのか!お前の勝手で記憶を消されて、付き合うふりして、駿を傷つけるだけだってお前も分かってんだろ!」
「分かってる」
「じゃあなんで…!」
「駿くんが起きては叫んで暴れて泣いてご飯も食べれず、点滴を抜いて死のうとしていてもか!?」
「それはっ」
「じゃあもしこのまま記憶を失わず拘束されて病院にずっといるのが駿の幸せなのか!?」
鎌は泣いていた
涙を拭っても大粒の雫はポロポロと出てくる
鎌は走ってどこかへ行ってしまった
俺は酷く後悔した
あんなのただの八つ当たりだ
ただ俺はお前の事が……好きなんだよ…
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