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会えなかった…
何でだろう…
あんなに待ってたのに結局会えずトボトボと家に帰る。
先に帰っちゃったのか?
下校時間は全校同じだったから絶対会えると思ったのに…
ついてないなぁ…
沈んだ気持ちを持ち上げようとハマってる猫アプリを開いたけど
「にゃあん」
足元から可愛い声が聞こえて視線を落とすと昨日見つけた子猫がいて
か、可愛い…!
そっと手を伸ばすと手に擦り寄ってきてめちゃくちゃ可愛い。
昨日は気づかなかったけど水色の首輪が付いていたから放し飼いなのかもしれない。
可愛くてスマホで連写していると急に子猫が歩き出した。
「あっ…もう少し…」
名残惜しくて手を伸ばすと子猫は少し進んでから俺の方を振り返って
「にゃーお」
ついてこいとでも言いたそうに鳴くとまたとことこ歩き出す。
「ちょ、待てよ、どこいくんだ!」
子猫についていって辿りついたのは
「ここって…」
昨日のいかにもな路地裏だった
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