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ソワソワしながら飯を食ってソワソワしながら学校についた。
早く来たつもりだったけど学校には結構人がいてちょっとビックリする。
ソワソワしながら一つ下の2年生の教室がある階へ足を向ける。
D組…D組…
上にあるプレートを見ながら廊下を進み目当ての教室を見つけて、そーっと中を覗く。
い、いた…!
教室の奥の方で窓の外をぼーっと眺めてるおおかみ先輩を見つける。
映画のワンシーンみてぇ…
廊下の窓から先輩を見ていると
「ん?君1年生?なにしてんのー?」
「ひゃあああっ!?」
後ろから急に声を掛けられてびっくりして大声を出してしまった。
ばっと振り向くとそこには少し長い赤髪を可愛らしいうさぎのゴムで纏めた長身の男が立っていた。
「驚かせちゃってごめんね?どうしたの?もしかして迷子かな?わかるよー、俺も未だに迷子なるし。」
赤髪の先輩はうんうんって頷きながらなぜか俺の頭をポンポンとしてくる。
いや、迷ってねぇし。
…そうだ、この人におおかみ先輩のこと呼んでもらおう!
「あの!おおかみ、れいと…先輩、呼んでもらえますか…?」
「え?おおかみれいと?」
ぽかんとする赤髪の先輩。
あれ?知らないのか?
「これ、拾ったから…」
そう言っておおかみ先輩の生徒手帳を見せると
「あぁ!…ぷっ、くくくっ…あははははっ!ごめ、ごめんねぇ…面白くて!」
何故か腹を抱えて笑い出した。
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