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「あ、あの…?」
おおかみ先輩を呼んでくれって頼んだのに赤髪をうさぎのヘアゴムで束ねた先輩はまだヒィヒィ言いながら笑ってる。
いつまで笑ってんだこの人…
「あはっ、あははははっ…ダメだお腹痛い…!君面白いねぇ 」
いや、面白いねじゃなくて…
なんなんだこの人…
どうすればいいか分からなくてとりあえず笑いが止むのを待っていると頭の上から心地のいいあの低音が聞こえた。
「霧也、うるせぇぞ」
上を見上げると、おおかみ先輩がいて
心臓がドッドッと動き出す。
「あっ、ごめんねぇ…ふっ、ふふふっ…おおかみれいとくん…あははははっ!」
「…お前大丈夫か?」
「あ、あのっ!」
うさぎヘアゴムの人はまだ笑ってるけどそんなの気にせず俺はおおかみ先輩に声をかける。
ちょっと声が震えそうになって腹筋に力を込める。
「おおかみ、れいと…先輩ですか!」
「…ちげぇ」
「あはははははははっ!もうっ、君最高!」
…え?
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