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目の前に立つ男
おおかみれいとだと思っていた男は
どうやらおおがみくろとだったらしい。
「読める」
「いや、大神は読めても黎斗はちょっと難しいよ。」
表情を変えずに喋るおおかみ先輩。
まぁ、名前は間違えたけどそんなのはまずどうでもいい。
「おおかみ先輩!この前は助けてくれてありがとうございました!あっ、これはその時の路地裏に落ちててっ!それでっ、そのっ…弟子にしてください!」
「…は?」
「ぶっ、あははははっ!」
膝とおでこがくっつくくらいお辞儀をした俺の耳に届いたのは
おおかみ先輩のちょっと高い戸惑った声と
うさぎヘアゴムの人の大笑いする声だ。
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