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放課後うさぎ先輩と遊ぶ約束をしてわくわくしながら午前の授業を受ける。
昼休みを知らせるチャイムと同時に教室に真っ赤な来客が来た。
「虹太く〜ん、ご飯食べよぉ」
ニコニコ手を振りながら俺の前にやってきたうさぎ先輩は俺の返事も聞かずに腕を引く。
「ちょ、待って!まだ弁当持ってない!」
「あ、鍵持った?黎斗内鍵閉めやがって入れないんだぁ」
唇をツンと尖らせて文句を言ううさぎ先輩はそれほど怒ってなさそう。
一瞬鍵が何のことかわからなかったけど朝オオカミ先輩に渡されたやつだと気づいて鞄に入れてた鍵を取り出す。
「うさぎ先輩、これどこの鍵?」
「え?秘密の部屋」
真顔でそう答えたうさぎ先輩は早く早くと俺の腕を引く。
どこに行く気なんだ?
でもさっき黎斗が内鍵閉めたって言ってたからもしかしたらオオカミ先輩とも昼ごはん食えるのかも?
よし、オオカミ先輩の昼飯観察しよう。
何を食えばあんなに強くかっこよくなれるのか…
楽しみにしていると着いたのは最上階の一番奥の部屋。
プレートには何故か文字が書かれていない。
こんな教室あったんだ…
うちの学校は特別教室は全部最上階にあるけど奥まではまだ来たことがなかったからこんな教室見たことない。
オオカミ先輩に渡された鍵を差し込んで回すとカチャンと鳴った。
恐る恐る扉を開ける。
「わぁ…!」
「ようこそ〜ウルフ総長の許可がないと入れない秘密の部屋へ〜」
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