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[微軍パロ][htgr]この花畑は貴方のために
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「ん....こんな物かな」
手とズボンについた泥を払いながら立ち上がる。
夏の暑い日、俺は今日もこの城の庭で植物、動物の手入れ等を行っていた。
いま手入れをしているのは向日葵の花畑。
まだ雑草が少し残っているので、水分補給と休憩をしたらもう一度とりかかろう。
そう思い、桜の木の下で休憩をする。
...この桜の木、確かグルちゃんが"綺麗だ"って言って、子犬や脅威に傷をつけられずにいるんだよなぁ....。
春になって、グルちゃんに俺の祖国の行事である"花見"を教えたら凄く楽しんでくれたんだっけ...。
可愛い笑顔で「楽しいな!」と言われお礼を言われたとき本当に嬉しかったな...。
...さて、そろそろ作業を再開しようか。
そう思い、立ち上がる。
また向日葵畑の真ん中でしゃがみこんで雑草を抜いていると、
「ひとらん、暑くないか?」
後ろから声を掛けられ、振り替える。
「暑くない。大丈夫だよ、グルちゃん」
「そうか...?だが熱中症にでもなったら大変だからな、気をつけろよ」
あぁぁあ!可愛い!
「有り難うグルちゃん。ちゃんと休憩もしてるしねw」
「そうか、ならいいんだ。....にしても」
グルちゃんは、周囲をぐるりと見渡す。
「ここは綺麗だ。...ひとらん、有り難う。お前のお陰で色々助かっている。城の入口や、内装まで華やかになるし、食料にも、動物にも困っていない。...いや、子犬二匹には困っているがな」
苦笑いをうかべてグルちゃんは言う。
本当、嬉しい限りだ。
「誉めてくれて有り難うwでも、これは趣味だからねw俺が好きでやってるだけだよw」
趣味だからというのもあるが、実際はグルちゃんの笑顔を見るためである。
この向日葵の花畑だって、グルちゃんが向日葵を好きって言ってくれたから育ててるんだよ?
「この向日葵さ、今年も花束にしてプレゼントするね」
「今年もか!有り難う!」
もうっ、本当に笑顔が可愛すぎる...!!
ぜってー惚れさせてやろ....
「グルちゃん」
「なんだ?」
「....大好き、マジで」
振り返ると、グルちゃんは口元を押さえて、顔は赤くなっている。
え、マジで?
「っ....!グルちゃん、なんで赤くなってんの...?」
「っ、いっ、いや、気にするな、す、少し勘違いをだな....」
勘違い....
「ど、どういう勘違い...?」
「え!?いや.....大好き....ってのを....だな....。というか、何でもない、き、気にするなっ..!」
そんなに顔赤くされたら
「期待すんじゃん....」
「き、期待....?」
「.....あぁもう!!」
本当にこういうところ鈍感だよね。
いつもは勘も良いし、頭もきれるのに。
期待させられたら全力でおとしにかかるからね‼
グルちゃん、
「覚悟しといてよ」
fin,
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