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手がかり
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理事長室につき、ドアをノックしようとすると、中から声が聞こえてきた。
あ?誰かいんのかよ…急ぎなんだけど…
「ー。…陽向ー」
また後でだなと思い引き返そうとすると、陽向というワードが聞こえた。
陽向に関することか…?
亮「これを言っては陽向に怒られるのだが、陽向はどこかへ行くつもりだったようだ。スグに知らせようとしたんだが、陽向に言うなと脅された」
「…っ、こういう時は陽向の言う事なんて聞いてる場合じゃないだろう!?」
誰とはしてるんだ?
亮「それはわかってんだよ!…っ!?ちょっと待て」
「おい、そこにいる奴出てこいよ」
ーギクッ
バレちまったのは仕方がないと思い、大人しく理事長室へ入る。
すると、そこには正樹兄貴がいた。
一稀『えっ?正樹兄貴?なんでここに…ん?正樹……あ!陽向の言ってた正樹さんって正樹兄貴の事だったんっすか!?』
正樹兄貴は俺らの代が下っ端の時の総長だ。
正樹「陽向に聞いたんだな…」
一稀『あ、はい…勝手に申し訳ないっす』
正樹「いや、いいよ。陽向がそれだけお前に心を開いてたっつーことだろ?俺は嬉しいよ」
本当に陽向が心を開いてくれてたのだと知ると嬉しい。
その反面やはり信じきれなかった自分に怒りを覚える。
正樹「くそっ、どこに行ったかさえ分かれば良いんだけど…何も情報を残さずに行っちまった…。柳瀬、お前は最近陽向が誰かにあったとか様子がおかしかったとか何か知ってるか?」
一稀『…俺は何も…。あ、情報になるかは分からないっすけど、陽向、親父に会ってみるって言ってたような…』
正樹「何?!それが本当なら話は早い。亮」
亮「はいよ〜」
流石、皇龍の元総長と副総長……。
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