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蒟蒻ゼリー
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ボーってしてかれこれ夜の22:00くらいになった。
スマホに電話がきた。
見ると遥希で、何か嬉しくてすぐ出てしまった。
皐月「っもしもし?」
遥希「おっ、寂しかったか?出るの早かったな。」
うざ…、絶対ニヤニヤしてるよこいつ。
でも寂しかったのは事実だからいいけど。
皐月「ん、まぁまぁ。」
そう言うと驚きの声が聞こえた。
遥希「珍しく素直!!?…ちゃんと飯食った?」
飯…めし、ごはん…ご飯?
なんだっけ、と辿り着くのに間があく程に家では食べない。
皐月「……ん、食べた。」
間が空いた俺に間髪入れず、突っ込んできた。
遥希「絶対食ってないだろ!
それどころか存在忘れてただろ!!
嘘は良くないぞ…?」
皐月「ん、ごめんごめん。」
遥希「食べたくないのはわかるけど、
なんか食わねぇと……毎日俺の顔見れなくなるぞ?」
今の食わねぇと、の後は死ぬぞ?って聞いたら
別にいいって帰ってくることが遥希には分かってるから代わりの言葉を考えていたのだと思う。
皐月「…この前遥希くれた蒟蒻ゼリー食べる。」
ぶどうと青リンゴがあった気がする。
遥希「…まぁ食べないよりはマシか。
喉につまらせんなよ?」
皐月「俺はガキか。」
遥希「ガキより大変だ。」
皐月「ウィッス。」
遥希「明日、朝迎えにいくから。」
皐月「うん、待ってる。」
遥希「じゃあ、おやすみ。」
もう、電話も終わってしまう。
でも電話くれて少し寂しさが消えたので、
お礼とおやすみを言う。
皐月「…電話くれてありがとう、おやすみ。」
遥希「へへっ、おう。」
プーップーッ。
切ってしまった。
少しスッキリしたので言われた通り蒟蒻ゼリーをゆっくり食べて寝ることにした。
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