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サボり
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あの後も色々考え込んでいたら、号令が聞こえた。
授業がおわり、遥希が寄ってきた。
遥希『おい、皐月?現文始まった時から変だけど…』
皐月『…そっか。』
遥希『ちょっと行こ。』
腕を引かれて人があまり来ない階段裏に来た。
遥希『んで、どうした?何かあった?』
遥希の声があまりにもやさしくて。
皐月『…俺、遥希から産まれたかった。』
深刻そうにいう皐月に驚く遥希。
遥希『は?』
皐月『遥希みたいな人が両親だったら…だったら!』
俺は幸せだったのかな?
詳しくは話していないけど、両親に捨てられた様なことは話してある。
遥希『皐月…』
皐月『俺、三者面談どうしよう。』
遥希『親来れません、じゃ無理があるか…。』
皐月『やっぱ、電話してみるしか…』
そう呟く俺のことを見て、
遥希『俺の子だったらいいのにっ…』
と言い、俺のことをむぎゅーっと抱き締めた。
皐月『ん…。 』
心地が良くて、大人しくする。
遥希『くそ可愛い…この後の授業どうする?』
皐月『出たくない…。』
遥希『じゃあここかどっかでサボるか!』
皐月『うん、…ごめん。』
遥希『いいのいいの。』
二人で静かにサボることにした。
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