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87話
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「…あら、白鬼…
結構深くやられてるわね…」
天照大御神は近付きながら
勾玉に手をやる
「…お、や…美しい天照大御神ではないで、、す…か」
白鬼はクスッと力のない笑だがそういう
それを聞くと天照大御神は
「相変わらず…お世辞がうまいのね
私はもっと元気な時のあなたに言われたいわ?
ほんと…いつも無茶ばかりするのね貴方は…
癒しの光達
私に力を貸しなさい
太陽の德達よ
白鬼の傷を癒しなさい
地の精霊たちよ
気まぐれの精霊たちよ
私の願いを聞きどとけよ
さすればそなた達の願い聞き届けたり」
そう言うと薄橙の光が周りに散る
白鬼の所へ集まっていく
黄色、橙、黄緑、水色、赤色の綺麗な光が
どんどん集まってくる
「綺麗…」
橙鬼が応える
白鬼はその優しい光に包まれた
「輸血の翠鬼?君は輸血しておいてあげて?
血のことは私にはどうすることも出来ないの
これくらいの…傷を塞ぐことしか、、、
けど、縫うことは白銀ノ神夜?
貴方に任せるわ
行きましょう氷琥」
天照大御神は最後までおらずその場をさろうとした
その時
「ありがとう…ござい、ます天照大御神」
小さな声だが白鬼の声だった
天照大御神は振り返ることなく
「勘違いなさらないでね
貴方のことを助けたわけじゃないの
契約者の…氷琥のためにやっただけだからね…
馬鹿な鬼さん…
命を無駄に使ってるのは…あなたよ
白鬼」
「あ、まって、
天照大御神…」
氷琥は分からないまま天照大御神の後ろを歩いていった
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