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暴力2 結城
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寒い 寂しい 悲しい 冷たい
俺は本当に生きていいのか...
親に見捨てられたも同然の行為をされた
俺だけが兄弟の中で違う
元々好きでは無かっけど、表に態度を出されると意外と傷つくもんなんだな
『お前はそんなに弱かったか?』
...だれ?
『それは、後々わかるだろう
まぁ、強いて言うならお前の中のお前だ』
俺の中の俺?
『あぁ、
あとな、お前たちには腹違いの弟がいる
生きていけばこれから出会うだろう』
......え............?
弟がいるの...?
『だから、お前はいま死んじゃいけない』
あぁ、そっか
俺にもまだ生きる価値はあるのか...
その弟の名前って分かる?
『それはいずれ分かるだろう
俺が表に出た時教えてやる』
━━━━━━━━━━━━━━
パチッ
あぁ、夢か...
地面が冷たくて硬いな
ここは、倉庫か何かか?手は、動くだろうか
チャリッ
......?
これはなんだ?
鎖か?それにしては太くないか?
あぁ、父の仕業か
こんなに太くなくても逃げる事なんて出来ないのに
これからはどうなるんだろう
もう学校には行けないのかな
せっかく中学にもなれて楽しめてなのに
高校までもこの生活は続くのだろうか
それににしても『弟』とは、どういう事だろう?
父は俺に弟がいるなんて一切素振りを見せなかったから気づくことが出来なかった
その子はちゃんと生きられてるかな?
俺みたいに親に要らないものにされてないだろうか?
俺もそんな生活がしたかったな...ボソ
こんな惨めな俺が面白くて俺はつい笑ってしまった
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