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悪戯⑥
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人間は興味や関心が尽きない生き物だと思う。
アコースティックギターの、ノスタルジックな音色が素敵だ。そんな些細な思いがやがて興味へと変わり、今では俺の趣味の一環になっている。
興味や関心から実行へと移すのに必要なのは、ほんの少しの好奇心や冒険心。
いくつになったって、その気持ちを持つことは非常に大事なことである、が。
彼は異常な程に好奇心旺盛な人間であった。
「あ、ここ計算ミスしてるな。やり直し」
耐え難い一定の刺激が後孔を震わせる。
俺はまともに字すら書けない状態なのに、彼は淡々と解説を続けていた。
「っふ…ぅ…」
「どうした?もう限界?」
「ちが……っ…まだやる……あっ、」
そう意気込んで再びペンを握るが、彼が心底愉快そうに指先で背筋をなぞったために、少しの動きにも敏感な今の俺は呆気なく感じてしまった。
「必死すぎ。可愛い」
彼を睨み上げると、口元に笑みを湛えながらペンで顎先を持ち上げられた。
それにすら反応してしまった恥ずかしさから、彼の身体を押し退けてヨロヨロと立ち上がった。
「ひっ、ぁっ!!!」
途端、ローターの振動が強くなり、膝から崩れ落ちてしう。
虚しく彼に受け止められ、くすぐるように脇腹を撫でられる。
口元を抑えていないと乱れた甘い声が出てしまいそうで、熱い息と共にそれを飲み込んだ。
「勉強しないの?」
「っ……!てめぇがこうしたんだろっ!」
「先生に向かっててめえとは何だ、てめえとは」
目の端に溜まった涙が手の甲に落ち、流れていく。
瞼にそっとキスをされ、指を絡めて解かれた。
定まらない息を吐いている俺に、明らかに熱の篭った視線を向ける彼。
「宵のここにやらしいモン入ってんの、分かる?」
「はぁっ、んぅ……」
外側から割れ目をなぞり、まさぐるように後孔を押されると、奥にローターが押し込まれ身体中にビリビリと電流のような快感が走った。
「ん、いやっ…ぁ、あっ!」
仰け反って腰を震わせると、下着の中にベッタリとした不快感が生まれた。
達したのに快感は与えられ続け、より敏感に繊細になった内側は、うねりながら熱を増すばかりであった。
「ん、イっちゃった?脱ぐ?」
そうするしか選択肢は無いのに、わざわざ聞いてくる彼が腹立たしい。
無視をして彼の上体に身を預けると、甘ったるいキスを落としながら、器用にボトムスを脱がされた。
「あっ…はぁっ、ん……」
「おいで、宵」
手を取り優しく導かれると、彼の膝の上に向き合うように座った。
縋って首の後ろに手を回すと彼の顔が近付いてきて、貪るようにキスを交わす。
俺の背中を支えていた手がするすると下に伸び、後孔の中のローターをさらに奥に押し込んだ。
「んんんーっ!」
口を塞がれているために声が出せない。
強すぎる刺激に涙をボロボロ流して唇を結ぶと、舌先でこじ開けられ執拗に舐られる。
「…グチャグチャになった宵、エロすぎ……」
ぐっと彼が下半身を押し付けてきて、ふと彼のソコも固さを帯びているのが分かった。
拙い手元でチャックと下着をずらしてやると、肩を軽く押され、床に押し倒された。
「じゃ、挿れるよ」
「……え?ま、って!」
状況を飲み込めない俺を、新たな快感が嫌でも現実を教えてきた。
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