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「汚いなぁ…」
「悪い悪い…蒼衣が急に面白いこと真剣な顔して言うから」
「は?俺は真剣なんだけど?」
朔弥は俺の言葉に笑いを我慢できないようで声を出して笑った。
失礼な奴だな…
「そんな心配はいらねぇと思う」
涙まで出たらしく目元に手を当て、涙を拭っているようだ。
「何でそんなこと言えるんだよ…
ほら、今だってこっち見てヒソヒソ何か話してるじゃん」
周りを見ながら朔弥に言うとキョトンとしている。
「あー……もしかしたらとは思ってたけど、蒼衣ってノーマル?」
ノーマル…?
ノーマルって…イージーとかハードとかのノーマル?
「ノーマルって…」
朔弥に聞こうとした時に教室に担任らしき人物が入って来た。
でも、先生って感じが…
「チャラそう…」
朔弥がぼそりと呟いた言葉に激しく同意だ。
真っ黒な髪はウルフカットで、サイドの金のメッシュは黒髪に凄く映えている。
スーツは着ているものの、大分着崩されているし、耳にはピアスが何個か付いている。
とても先生には見えない。
そんな先生は口を開いた。
「Aクラスの担任の神谷祐輔(かみやゆうすけ)だ。お前ら、とりあえず俺に迷惑はかけるなよ」
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