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今日は注意事項とか、今後のスケジュールのお知らせで終わった。
担任の神谷先生は最初から最後まで面倒くさそうだった。
「…にしてもあの、神谷って奴やる気なさそうだったな」
寮に向かいながら隣を歩いている朔弥はそんなことを言った。
俺はうんうんも同意の意味を込めて何度も頷いた。
「そういえばさ…海は蒼衣と同じノーマルなのか?」
朔弥は突然、思い出したかのように俺の隣から反対側を歩く海にさっき俺に聞いてきたノーマルやら何やらを聞いている。
そういえば聞きそびれてた。
っていうか俺はノーマルって決めつけられてるし…
「いや?俺はバイ」
バイ?
どうやらモード云々の話ではなかったみたい。
「そのノーマルとかバイ?とかって何なの?」
朔弥と海を交互に見る。
「なぁ海、蒼衣マジで言ってんのか?」
朔弥は海を見つめながら尋ねている。
その口調は信じられないとでも言うかのようで、馬鹿にされているとしか思えず、思わずムッとする。
「あー…知らねえと思う」
苦笑いを浮かべている海から視線を視線を朔弥に移す」
「もう寮に着いたし、その話は部屋でしようぜ」
なぜか楽しげな様子の朔弥。
意味が分からない。
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