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海と一緒に部屋に入ればソファーに座る。
共有スペースにあるソファーは二人用のがテーブルを挟んで向かい合って設置されている。俺は海の隣に座り、俺の正面に朔弥が座っている。
「…で、さっきの話の続きな、」
膝に手を置き朔弥を、じっと見つめる。
内心ワクワクしている。
そんな俺から視線を逸らして、コホンと咳払いをすると朔弥は話し始めた。
「まず、ノーマルとバイの他にゲイっていうのがあって…」
さすがにゲイくらい聞いたことがある。
嫌な予感がする。
「つまり、ゲイは男しか恋愛対象として見れない奴のこと。バイは男も女もイケるってこと。で、ノーマルは女だけが恋愛対象のこと」
「へぇ…」
嫌な予感は的中した。
苦笑いしか出来ない。
顔が引きつってるのが自分でもハッキリと分かる。
ん?
ちょっと待って…?
さっき…海、バイって言わなかったっけ…?
え?…聞き間違い?
「蒼衣?」
顔の前で手を振る海の肩を掴み体を海の方へ向ける。
「さっき海、バイって言わなかった?」
気のせいであって欲しいと思いながら海を見つめる。
「あぁ。嘘じゃねぇよ?」
まさか…
小学校も中学校も同じだった海が…海が……
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