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「…んな顔すんなよ」
どことなく悲しそうな表情は眉を下げ困ったような表情に変わった。
「だって…ずっと一緒だったのに…」
俺が一緒に居たのに、バイになってることに気づきもしないで…
「いや…半分くらいはお前のせいっていうか…」
「えっ?俺のせいなの?」
衝撃の事実が発覚した。
海がバイになったのは俺のせいらしい!
「まぁ、確かに蒼衣とずっと一緒にいたらな…そうなりそうだな…」
朔弥は笑って言ってるけど、俺はその言葉の意味が分からないから、全く笑えない。
不安に思いながら海を見る。
「大丈夫だって…別に俺の恋人が男だろうが女だろうが俺の自由だろ?蒼衣には関係ない」
「そ…うだけど…」
やっぱり納得できない。
それに、今の言い方は…突き放されたようで悲しくなった。
「そんな顔すんなよ…
ほんと、この学校でやっていけるのか心配…」
「だよなぁ…絶対やばいよな」
海の言葉に朔弥は腕を組みながらコクコクと頷きながら同意してる。
もちろん言葉の意味は俺には分からない。
なんか俺だけハブられてるみたい。
「襲われそうってこと」
「はぁっ!?」
その言葉にも、しれっと言った朔弥にも驚いた。
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