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「…ったく。奏那、蒼衣に無理強いは許さないからな?
ところで蒼衣は何しに来たんだ?」
「あ、あぁ、そうそう…一緒に食堂に行こうって誘いに来た」
「おう、行く行く」
俺の誘いに海は笑顔で答えた。
「俺も行くー」
横から聞こえて来た声に目線を向けると柊はニコニコ笑顔でいる。
俺はあからさまに嫌な顔をしたと思う。
けれどそれは全く意味がなかったみたい。
食堂に着くと時間も少し遅いせいか、人は疎らにしかいない。
「何食べよっかなー」
食堂に着いてから柊はメニューを見て悩んでいる様子。
メニューを見て驚いた。
「結構種類あるな…」
同じくメニューを見た海がそう言ったのが横から聞こえた。
「うん…悩むなぁ…」
オムライスやカツ丼、カレーライスなどのご飯物からラーメンやそば、パスタなどほ麺類も豊富にある。
「俺、ラーメンにしようっと…」
一通りメニューを見てからラーメンに決めて、カウンターに注文しに行った。
俺の隣に柊、俺の正面に海という位置で座った。いや、正確には座らされた。
柊の隣に座るなんて危なすぎる。
俺はラーメン、海はペペロンチーノで柊はそばとハンバーグ定食だ。
「よく食べるな」
「椿葵くんよ…そんなんじゃチビのままだよ?」
「そんなに変わんないじゃん! 」
実際、俺は166センチしかないけど、柊だって多分170はない…ハズ。
「言っておくけど椿葵くんより背高いからね?」
「ええっ!嘘だぁ…」
「まだまだ成長期だしね」
食堂のご飯は普通に美味しかった。
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