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「蒼衣頑張れよ」
朔弥はまるで他人事で。
「ほんと最悪…しかも柊とだし…」
「何でー?嬉しくないの?」
いつの間にか俺たちの輪にいた柊がニコニコ笑ってる。
その笑顔はさっきみたいな黒いオーラはない。
ないけど、、
「ところで君、はぎや何くんだっけ?」
「だから!はぎの!!萩埜朔弥!」
「ああ、そうそう萩埜くんね。
ってかさー椿葵くんって可愛いよねー」
にこにこ笑いながら朔弥に向かってそんなことを言うから、流石に抗議する。
「何言ってんだよ!」
キッと柊を睨む。
…が効果は全くない模様。
「まぁ確かに…」
「はぁ!?」
肯定した朔弥に驚く。
何言ってんの朔弥は…
「いや、俺は単純に蒼衣は可愛いと思うから」
朔弥にそんなことを言われて正直引くわ。
まだどんな奴かとか分からないし、、顔か?実は俺、イケメンだったのか!?
「そろそろ移動しようぜ」
会話に参加していなかった海が教室の扉の方を指差す。
他のクラスメートも移動をしていて、教室には俺たちしか残っていなかった。
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