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全ての部の紹介が終わり俺たちは一緒に寮に帰る。
「海は部活入るの?」
「あぁ、バスケ部」
やっぱりね…
「蒼衣は?」
「んー俺は入らないかな。面倒くさいもん」
「…言うと思った」
海は笑った。
「朔弥は?部活入る?」
「んー…俺は悩み中」
「部活面倒だよな」
朔弥は手を振って俺の言葉を否定した。
「違う違う、剣道部に入るかサッカー部に入るか」
「え…そっち?」
「あぁ…掛け持ちも出来るらしいけどそれはそれで面倒くせぇし」
「ねぇー椿葵くん俺には何で聞かないのー?」
柊が横から俺の顔を覗き込んできた。
「だって興味ない」
俺は思ったことをそのまま口にした。
「そんなこと言っちゃっていいの?」
そう言って笑った柊は、委員会決めの時みたいな黒いオーラが出ているのが見えた気がする。
「えっと…なんか嫌な予感が…」
俺は数歩、柊から後ずさった。
そんな俺を見て海と朔弥は笑った。柊からは相変わらず黒いオーラが出てるけど。
夜になれば今度は朔弥も交えて4人で食堂に行った。
今日は早い時間だったのもあってか、昨日よりも大分人が多かった。
それになんかめっちゃ見られていた気がしたが気にせず夕飯を食べた。
なんだかんだで4人でいるのは楽しかったりする。
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