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俺の表情を読み取ってか、朔弥は溜め息を吐いた。
「今回のその先輩は大丈夫だったみたいだけど、襲ってくる奴だっているからな」
「なっ!?お、襲ってくるって…」
「うん、確かに…気をつけた方がいいね。椿葵くんを最初に喰うのは俺だからね?」
「はあ?」
「だから喰われないように気を付けてよ?椿葵くん」
何を言ってるんだ柊は。
「あーあ…ついに来たかー…」
朔弥がソファーの背もたれに寄りかかりながら項垂れてる。
「喰われる前に喰っとこっかな」
柊はそう言って俺に近づいて来たと思っていたら、
俺の唇に、柊の、唇が、触れていた。
「っ!?」
驚いて次のアクションを起こす前に唇は離れていた。
けど!!!
唇には感触が残ってる!
ゴシゴシと服の袖で唇を拭った。
「何すんだよ!」
俺は精一杯柊を睨みつけた。
しかし俺の睨みは相変わらず柊には全く効果がない。
「そんな顔しても逆効果だよ?」
「奏那やめろよ」
海が柊の肩を掴んで俺から離してくれた。
「えーなんでよ〜」
柊は不満そうだったけど。
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