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「っ……や…」
俺の身体に這わされる舌にひたすら我慢するしかなく、ギュッと目を瞑った。
「いてててっ…!」
急に拘束されていた手が痛がる声と同時に解放された。
そっと目を開けると早川先輩の腕を捻り上げている人物と目が合った。
あれ…確かこの人…
「大丈夫?」
「あ…はい…」
反射的に頷いてしまった。
「こいつはしっかり生徒会で報告するから」
「おいっ!離せ!」
もう一人現れて、その人は抵抗する早川先輩を連れていった。
いまいち状況が理解できていない俺。
この人、生徒会長だよな…
さっきの早川先輩を連れていったのは確か副会長。
助けられたんだよな…?
「あ、あの…ありがとうございます」
「…ちょうど見回りをしていたんだよ。未遂で済んで良かった」
未遂って…
俺の様子から意味が分かってないことに気がついたのか、生徒会長は言葉を続けた。
「最近、強姦が多いんだ。それで生徒会では週に何度か校内の見回りをしている」
ご、強姦!?
本当にあるんだ…
「君、名前は?」
「えっと…椿葵蒼衣です…」
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