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「んっ…はぁ……」
柊は俺の舌を甘噛みしたり、吸ったりしながら口内を侵していく。
「ふぅ…んっ…ひ…らぎっ…」
「ん?」
うっすらと目を開け、間近で柊の顔を見る。長い睫毛に真っ黒な瞳。
綺麗だなぁ…
なんてそんなことを思っていると柊はゆっくりと唇を離した。
俺たちの間には銀色の糸が紡がれ、それを柊は舌で切って俺の唇をペロッと舐めた。
そして柊の視線は俺ではなく俺の右側に向けられた、
何を見ているのかと不思議に思い俺もそちらに顔を向けると、そこには帰ってきていなかったはずの朔弥と、そして海も一緒にいて、開いた扉の前で呆然と立ち尽くしていた。
「あ…」
え?いつからいたの?
お互い沈黙の時間が続く。
なんとも気まずさの漂う雰囲気の中、先に口を開いたのは柊だった。
「二人ともお帰り」
「え、あ、あぁ…ただいま」
「ただいま」
朔弥に続いて海も言葉を返した。
そしてまた少しの沈黙。
「あの、二人はいつからいたの?もしかして見た?」
俺は二人を交互に見た。
恐らく、アウトだろう。
「見たよ、二人がばっちりディープキスしてるのをな」
朔弥は苦笑いで俺たちを見ている。
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