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「んんぅ…」
どんどん深くなっていくキスに身体から力が抜けていく。
すると会長の腕が俺の腰に回った。
「かい…ちょ、…ん」
ようやく解放された時には俺の息は完全に上がっていた。
「はぁ……はぁっ……」
そんな俺を見て生徒会長は優しく微笑む。
キュッと何かが締め付けられた気がした。
「気持ち良かった?」
まだ頭の整理がついていない俺にあろうことか会長はそんなことを聞いてきた。
「なっ…!?会長っ」
「んー…さっきから会長、会長って不満かな」
「え?だって会長は生徒会長ですよね?」
「俺の名前覚えてる?」
するりと俺の頬を撫でる。
「え、えっと…櫻井…先輩」
「50点」
「ち、違いましたか…?」
自己紹介の時、正直ちゃんと聞いてなかったから、もしかして間違えてしまったのかと不安になる。
が、そうではなかった。
「下の名前」
「下の名前?えっと…」
……覚えてない。
「ごめんなさい…覚えてません、、」
「じゃあ今覚えて?」
会長は耳に息がかかるくらいまで顔を寄せてきて、
「湊人、櫻井湊人だよ」
と囁いた。
「湊人先輩…」
俺が確認の意味を込めて呟くと会長、湊人先輩は満足げに笑んだ。
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