アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
59
-
「っ!!?」
急に朔弥の顔が近づいてきて、頬にキスをされた。
「朔弥…?」
朔弥の顔は頬から耳元にズレて、耳に息がかけられる。
「んっ…さ、くや…っ」
ゾクゾクする。
クチュと、耳元で音がする。
耳を舐められてる。
「ふっ……や、待って…」
朔弥はじっとりと耳を舐めた後、ゆっくりと顔が離れた。
「目が潤んでる」
優しげな瞳で俺を見つめる朔弥はそう言って、俺の目尻に手をやり涙を拭ってくれる。
「…何か分かった?」
「えっ…と……」
ゾクゾクして、それどころじゃなかったなんてそんなこと言えない……
「そんなに良かった?蒼衣は耳攻めが好きなんだ?」
ニヤリと意地悪に笑う朔弥はするりと俺の耳を指先で撫でた。
「ひゃえっ!?」
変な声出た。
「ふっ…変な声」
「だ、だって…」
「奏那とはキスしたんだろうけど、俺にされるのと何か違う?」
考えてみる。
柊とのキスを…
「…分かんない」
「……分かんない、か…蒼衣は流されやすいよな」
奏那と同じことを言われた。
やっぱりもっと警戒心とか持った方がいいのかな?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
59 / 371