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いつも俺のことを助けてくれていた柊が、襲われるなんて…。
俺に何か用事がある時着いて来てくれたり、待っててくれたりする柊。
そんな柊だって襲われるかもしれない。
そんなの、嫌だ。
「蒼衣〜?さっきから表情暗いよ?俺は平気だからさ。そんな顔しないで」
俯いていた俺の顔を柊が覗き込んできた。
ドキッとした。
「でも…」
「蒼衣は自分の心配しろよ」
「そうそう。俺のことなんていいんだよ」
なんて…ってそんなこと…
「気づいてる?衣替えしてからの視線」
柊は捲ったシャツを着直しながら俺を見た。
「え、なに?視線?」
「ほら、やっぱり気づいてねぇじゃん」
「蒼衣は昔からそういうの鈍いからな」
え、俺馬鹿にされてる?
「何の話?」
「蒼衣のこと、変な目で見てる奴がいるってこと」
「…?」
意味が分からない。
首を傾げたら、みんな苦笑い。
そしたら柊が俺の肩に手を置き、そのまま腕を撫でるように触れてきた。
「っ……」
「この露出された腕とか、」
そして次に首に触れ、鎖骨を撫でる。
「首元とか。あと、こことか」
「ひっ!」
ツツツと背中を撫でられて、ビクッとして変な声が出た。
「せ、背中って…出てないじゃん!」
「体育の後とか、Yシャツが汗でくっついてんの。めっちゃエロいよ?」
「エ、エロいって……」
顔が熱くなる。
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