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今日はリレーの練習もなく、久し振りにゆっくりお昼ご飯を食べた。
そして放課後になり、いつも通り海と朔弥は部活に行き俺と柊は帰り支度をしていた。
「柊、ちょっと手洗ってくるから教室で待ってて」
「分かった」
まだ帰り支度をしてる最中の柊に一声かけて、俺は教室を出て少し行ったところにあるトイレに向かった。
トイレに入ると生徒が2人居た。
見たことないから、多分クラスが遠いんだろうと思った。
そしたら1人がこちらをチラリと見た。
俺は気にせず手洗い場の前に行き、手を洗って、ピシャピシャと雫を落としてたら、急に声を掛けられた。
「なぁ」
「え…?」
話しかけて来た一人は隣の手洗い場に手をついて俺を見ている。
表情は…うん、普通な気がする。
今まで見た、ニヤニヤした笑みとか、そんな嫌悪感を抱くような表情じゃない。
そんなことを思ったのも一瞬で、もう一人が俺の手首を掴んだ。
突然のことで驚く。
「な、何…?」
「あはっ、おどおどしててかわいいね、Aクラスの椿葵くん」
「何で名前…」
「椿葵くん有名だよ?」
「え?」
有名…?
それってどういう…
「知らない?そうだなぁ…僕が聞いたのは、しっかりしてて、でもどこか抜けてて可愛いって」
「俺が最近聞いたのは汗をかいた姿がエロいだったな」
あ、やばい。なんか鳥肌立った。
「あの、離し…「離せよ」
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