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「あ、柊くんじゃん」
「あ?」
柊は俺の手を掴んでいた相手の手を掴み、離させてくれた。
っていうか、柊の顔が怖いんだけど…
言葉遣いもなんか不良みたいなんだけど…すごく睨んでるし。
「お姫様には騎士が付いてるって?あはっ、でも柊くんじお姫様とお妃様って感じだね?」
「はあ?意味分かんねぇ…行くよ蒼衣」
「あ、うん」
「椿葵くんまたね〜」
ひらひらと手を振られた。
トイレを出て教室に向かう。
教室に入ると、もうクラスメイトは誰一人残っていなかった。
「あいつら誰?知ってるやつ?」
俺は首を振る。
「全く知らない。でも二人とも俺のこと知ってるみたいだった」
「ふぅん…」
俺の手を掴んできた一人の言葉が気になってる。
「あのさ、柊」
「何?」
「俺って有名なの?」
「……」
問いかけたら柊は何か考えてるみたい。
「…その話は寮で、海と朔弥が帰ってきてから一緒にしよ」
なんで…?
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