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そしていよいよ迎えた体育祭当日。
まぁ、お決まり。
「朔弥のばか!何でもっと早く起こしてくれなかったんだよ!」
「何度も起こしたっつーの!そもそも眠れないとか言って遅くまで映画観てたのは蒼衣だろ!」
「それはしょうがないじゃん!そうじゃなくて!朔弥が…!」
「二人とも早くしろよ。こっちは待ってやってんだぞ」
「「はい、すみません」」
冷ややかな海の言葉が俺たち二人に掛けられる。
そして二人して素直に謝る。
さっさと体操服に着替えて一度教室に集まる。
教室に入るとまだ先生は来ていなかった。
セーフ!
「椿葵!柊達も、おはよ」
「おはよう!澤村くん」
「今日はリレー頑張ろうな!」
「うん!」
深く頷く。
「おーお前ら席つけー出席取るぞー」
担任がTシャツに長ジャージで教室に入って来た。
「先生ジャージ似合わないっすね!」
クラスメイトがけらけら笑いながら言った。
「うるせぇよ、成績下げんぞ」
「うわひでー!」
クラスで円陣を組んでから、そして教室を出て、グラウンドへと向かった。
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