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グラウンドに着くと多くの生徒が居て、カラーで分かれている。
ちなみに俺たち1-Aは白組。
他には赤と青の全部で3色。
それぞれ自分のカラーのハチマキを頭に巻いている。
そして、全てのクラスが揃い時計が9時30分を回ったところで開会式が始まった。
校長の話から始まり、理事長の話、体育教師の話、湊人先輩もとい生徒会長の話、そしてそれぞれのカラーの代表による選手宣誓で、体育祭の幕は上がった。
競技は次々と行われていき、次は借り物競走。
「借り物競走といえば"好きな人"っていうお題だよな〜」
「でも男子校だから」
「そこは関係ねぇだろ」
なんて朔弥と海と話しながら走っている生徒を見ていた。
「次、生徒会長じゃん」
「あ、ほんとだ」
ピストルの音で一気に走り出す。
そして下に置いてあったお題の紙を拾った。
この中で知ってる人が湊人先輩しかいなかったから目で追ってたら、こちらに走って来ながら何かを探してる。
そして俺と目が合った。
「蒼衣くん!一緒に走って!」
「えっ!?」
手を伸ばされる。
戸惑っていたら、海に背中を押された。
「頑張れ」
「えっ!?」
「早く!」
「あ、はいっ」
そして手を取られ、一緒に走り出す。
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