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「よし!」
ついに終盤のクラス対抗リレー。
招集がかかり、5人で輪を作り真ん中で手を重ね合わせる。
すっごい青春っぽい!
「練習通りやれば大丈夫!頑張ろう!!」
「「「「おー!!!」」」」
なんて澤村くんの掛け声で気合を入れて、それぞれ定位置にバラけた。
「あー緊張する」
「俺が一番で次に繋げるから」
「泊瀬くん転ばないでよ?」
「だから!転ばないって!」
あははって笑って、緊張もほぐれた。
そしてAクラスからFクラスの人達がスタート地点に付き、ピストルの音でスタート。
『はい、スタートしました!トップはAクラスの山崎くんです、続いてCクラス、D、B、F、Eとなっています!』
なんて放送が聞こえて、山崎くんから安西くんにバトンが渡った。
『Aクラス安西くん速いです!次いでCクラスの佐藤くんも追いついて来ています!あ、並びました!』
バトンパスで安西くんと完全に並び、そして抜かれた。
次は泊瀬くんだ。
『トップが入れ替わりました!Cクラスは田中くんです!Aクラス泊瀬くんとの差は広がっていません!続いてF、D、B、Eとなっています!Eクラス頑張ってください!』
そして泊瀬くんから澤村くんへ。
『Cクラスとの差が開いています!Aクラス頑張ってください!』
俺は澤村くんが来るのを待つ。
「椿葵頑張れー!」
山崎くんが大きく手を振る。
それを見て小さく手を振って笑顔を返した。
そして澤村くんがコーナーを曲がって来て、少しずつ進み出す。練習通りに綺麗にバトンパスが出来た。
『続いてアンカーです。アンカーの人は一周になります!Cクラス山田くん速いです!追っているのはAクラス椿葵くんで差がちょっとありますが、、えっ!速いです!椿葵くん速いです!』
5mは離れていた距離が半周行ったところで縮まり、そして………
パンパーン!
ピストルの音が鳴り響く。
『おめでとうございます!一位はAクラスです!椿葵くんが素晴らしい追い上げを見せてくれました!続いて二位はCクラス、順にFクラス、Dクラス、Eクラス、Bクラスです!一位のクラスには食券一ヶ月分が贈られます!』
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