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「ち、ちが…」
否定しようとしたけど、柊は俺の言葉を聞かずに俺の腕を掴み引っ張り歩き出した。
「ちょ、柊っ?どこ行くの」
俺の言葉を無視して、どんどん進んでいき、そして空き教室に入ったかと思えばすぐに扉が閉められ、その扉に押さえつけられた。
そして名前を呼ぼうとした時、
「ひ…「キスしていい?」
俺の声に被さるように柊の声が重なった。
「っ!?」
柊の手が俺の頬を撫でる。
「だめ…?」
「えっ…と…」
ちょ、ちょっと待って!?
柊は何を言ってるんだ?
柊の親指が俺の唇をゆっくりとなぞる。
「ひ、…らぎ…ッ」
「俺にキスされるのやだ?」
「……ッ」
まっすぐに見つめられて、上手く言葉が出てこない。
「嫌ならしない」
あり得ないくらい心臓がドキドキしてる。
「ねぇ、蒼衣…?」
「………や、じゃ…ない……」
俯いて絞り出した声は掠れてて柊に届いたか分からなかったけど、顎を捉えられ顔を上げさせられると、唇がそっと重なった。
「んッ…」
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