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「で、何だよ、学習室で何があったんだ?」
「学習室で…ん"ー!」
柊の口を手で塞いだ。
「言わせないから!」
「……」
柊はさっきとは打って変わって、目元しか見えないけど、ニヤリと笑った。
背筋がゾクッとした。と思ったら
「ひっ…!」
思わず柊の口から手を離した。
い、今…
「え、どうした?」
朔弥が首を傾げた。そりゃ周りから見たら何も見えないからね!
「ふふっ、舐めちゃった」
ペロッと舌を出す。
「最悪!」
「だって手ぇ離してくんないから」
「それは柊が…!」
「で、学習室でさー蒼衣の数学の出来なさに驚いたってわけ」
「あっ…え?」
あれ…?
嫉妬のことをてっきり言うのかと思ったのに、
柊を見ると、またニヤッて意地の悪い笑みを浮かべていた。
ワザとだったんだ!
俺の反応見て楽しんでたんだ!
前々からちょっと思うことあったけど、柊ってドSじゃない?
「蒼衣ってほんと可愛い」
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