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「蒼衣〜?早く起きないと襲っちゃうよ〜?」
「ん…おそ…?……っうわあ!」
ゆっくりと目を開けようとしたら、生暖かい感触が首筋に走った。
思わず飛び起きた。
「ふふっ、かわいいなぁ蒼衣」
「な、何すんだよ!」
「だってなかなか起きないから」
だからって普通、首なんて舐める!?
「でも、ほら…目覚めたでしょ?早く準備して行くよ」
「…着替えるから出てて」
「何で?」
「何でって……もういいよっ」
柊に背中を向けて制服に着替え始める。
「ごめんごめん、待ってるから」
するりと首を撫でてから部屋を出て行った。
もう、朝からなんなの…
無駄に疲れた。
着替えてから部屋を出ると海と朔弥もいた。
「蒼衣ってほんと寝起きが悪いっていうか、朝が弱いっていうか…」
朔弥の言い方的に多分起こしてくれようとしたんだな。
でも案の定起きなくて、海と一緒に迎えに来た柊が俺を起こしてくれたみたい。
すっごい嫌な起こされ方だったけど。
四人で部屋を出て学校に向かう。
昨日に引き続き周りからの視線を感じる。
こういう視線には全然慣れないなぁ…
なんて考えながら下駄箱を開けるとそこには封筒がひとつ、入っていた。
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