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「海ごめんっお待たせ!行こっ」
「蒼衣、学校始まったら起きれんのか?」
「大丈夫大丈夫!今は夜も遅くまで起きてるから、ちょっと朝起きるのが遅いだけで」
「昼過ぎてから起きてるのに朝起きるじゃねぇし、そもそも夕方まで寝てるのはちょっと遅いとは言わねぇよ」
適切なツッコミに俺は何も言えない。
「いいから、早く行こう!柊達待ってるよ!」
と誤魔化して、海の腕を引っ張る。
今日は、海と柊と朔弥と4人で花火大会に行く。
しかも、
「あ、来た!」
「蒼衣も海も浴衣似合ってんね?」
「奏那もな」
「朔弥も似合ってるね!」
みんな浴衣という。
言い出しっぺは柊だけど。
せっかくみんなで行くなら浴衣着ようって。
暗めのグレーの浴衣を着てる柊。
朔弥は深緑で、海は黒の浴衣。
そして俺は紺色でラインが入ってるもの。
見事にみんな色が違う。
って浴衣姿を観察していたら柊が俺に近づいた。
「蒼衣、俺浴衣似合ってる?」
「な、何急に…」
「えー?だって朔弥には似合ってるって言ったのに俺には言ってくれないから」
「蒼衣は、紺色すごく似合ってるよ。かわいい」
「っ……」
するっと浴衣の袖を手に取り、そこに口づけた。
何をしてんだ柊は!
バッと袖を引っ張った。
「やめろよっ」
「蒼衣、奏那はそうやってからかうの楽しんでるのそろそろ気づけよ」
「えっ」
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