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「でも一発で起きるんだよ?」
学校に着いてから柊の起こし方について本人に抗議中。
「だ、だからって耳、舐めるとか…この間はく、首だったし…」
「蒼衣って首も耳も弱いんだね?もっと舐めてあげようか?」
「ちょっと!なぁ、朔弥も何か言って!」
「えー?でも蒼衣ほんと揺さぶっても起きないじゃん。だったら柊の起こし方でもいいんじゃないかと思うんだけど…」
「朔弥まで…っ」
なんて会話を朝から繰り広げていて、教室に生徒はほとんど揃っているわけで…
「……あのさ、柊くんと椿葵くんって付き合ってるの?」
と泊瀬くんが遠慮気味に聞いて来た。
「「付き合ってない」」
と口を揃えて言うと、どこからか安堵の溜息が聞こえた。
「でも、その…舐めるとか…」
なんて恥ずかしそうに泊瀬くんが言うもんだから、周りにも聞こえていたことが分かり恥ずかしさが込み上げてくる。
「蒼衣がさ、朝弱いんだよ。それで、俺が優しく舐めてあげんの」
「言い方!」
泊瀬くんはぶわあっと顔を赤くした。
「ほらぁ!泊瀬くんが勘違いしてんじゃん!」
「俺は事実しか言ってない」
「言い方が良くないんだってば!あと顔!ニヤって笑うな!」
言い合いをしていると本鈴と共に神谷先生が教室に入って来て、抗議は強制終了を迎えた。
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