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「あ、小桜くんがいる」
「どの子?」
「一番奥の前から二番目に座ってる子」
放課後、文化祭委員の初めての集まりが行われた。
柊と一緒に指定された3年生の教室へ行き、中へ入ると見覚えのある姿を発見。
「じゃあ小桜くんの後ろに座ろ」
と言って半ば強引に小桜くんの座る後ろの席に座った。
すると小桜くんはすぐに俺たちに気づいて、キラキラした笑顔を見せた。
「あ、椿葵くん!椿葵くんも文化祭委員なんだね?」
「小桜くんもなんだ」
「うん、そうなの。じゃんけんで負けちゃって」
「俺は先生に強制的に」
「ふふっ、そうなの?」
小さく笑みを零す小桜くん。
口元に手を当てて、なんか仕草がかわいい。
チラッと柊を見るとバッチリ目が合った。
「何かな?蒼衣クン?」
「別に?」
「あ、僕、小桜灯厘って言います!」
突然、小桜くんが柊に挨拶をした。
「どうも。俺は柊奏那。よろしく」
「うん、よろしく」
2人の自己紹介が終わったところで、文化祭委員担当の先生が教室に入って来た。
文化祭委員の注意事項とか、文化祭当日の流れとか、色々説明が始まった。
そして3年生から文化祭実行委員長が決められた。
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