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それだけで今日の集まりは終わり、解散になった。
「小桜くんのクラスは何やるの?」
「僕のクラスはコスプレ喫茶」
「コスプレ?」
「うん」
「小桜くんは何着るの?」
「えっと……」
小桜くんは俺の質問になかなか答えてくれない。
「何?もしかして小桜くんも女の子の衣装着るの?」
柊が小桜くんに聞くと、小桜くんは苦笑いを浮かべた。
「そうなの。僕はアリスの格好することになっちゃった。“も”ってことは2人も?」
「いーや?俺は着ないよ。蒼衣は着ることになると思うけど!」
「やだって!俺は最後まで拒否する!」
「えー?」
「椿葵くんたちのクラスは何するの?」
首を傾げる小桜くん。かわいい。
「俺たちのクラスは普通の喫茶店だよ」
「…僕も普通のが良かったなぁ」
「いや、男にウエイトレスの格好させようとしてるから普通ではないよ!?」
小桜くんと途中まで戻って来て、一緒に帰ろうってことになった。
一旦クラスの前で別れて、下駄箱に集合することにした。
「小桜くんいい子だね」
荷物を片付けながら柊は口を開いた。
「そうだね。俺もまだちゃんとは喋ったことなかったんだけど」
「蒼衣はああいう守ってあげたくなるようなかわいい子のことどう思う?」
「え?」
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