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「俺、そんな強くないよ?」
「強いよ、蒼衣は」
「えー?」
なんて話をしてたら朔弥が帰って来た。
「まぁた来てるよ奏那」
「だって部屋に居ても暇だし。同じく暇な蒼衣と一緒に居てあげてるだけだよ?」
「はぁ?俺いつ暇なんて言った?暇なのは柊だけだろ」
睨むと、柊は楽しそうに笑った。
「蒼衣って素直だよね」
「素直すぎて心配だよ俺は」
朔弥!哀れんだ目で見るんじゃない!
そして隣の部屋のドアの開閉音が聞こえてきた。
海が帰って来たみたい。
すぐに俺たちの部屋の扉が開いた。
「腹減ったから早く飯行こうぜー」
一言目にお腹空いたって…
玄関に向かう。
「おかえり、海」
「蒼衣ただいま」
「ちょっと、イチャつかないで。早く食堂行こ」
別にイチャついてないんだけど…
柊は扉を開け、俺の腕を引っ張りながら歩き出した。
「ミス、ミスターコンって各クラスから選出してそこから学年ごと半分に絞るらしい」
「そうなの?」
「先輩が言ってた」
朔弥って先輩と仲良いな、なんて思いつつ。
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