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「あ、朔弥から連絡来た。今どこ?だって。合流出来んのかな」
「今日は演劇部午前中に発表だったからね」
「中庭にいるって返事しとく」
「ん」
適度に冷めた残りのたこ焼きを頬張る。
「次はたい焼き食べる!」
「ちょっと待って、朔弥来るんだからそれまで待と?」
「でもたい焼き…」
「…もう仕方ないなぁ」
柊はそんなことを言いながらも笑って、一緒にたい焼きを買いに行ってくれた。
「クリーム一口ちょうだい」
「いいよ、はい」
差し出されたたい焼きをパクリ。
「んークリームも美味しい」
「まーたお前たちはイチャついてんのか」
「あ、朔弥!…って別にイチャついてないし!」
来て早々何を言いだすんだ朔弥は。
「いや、どう見てもイチャイチャしてるカップルにしか見えなかった」
「柊とカップルに見られるとか…」
「嬉しいでしょ?」
ドヤ顔で言う柊に苦笑い。
「…別に。むしろやだ」
「つれないなぁ蒼衣は」
「っていうか朔弥は何か食べた?」
「食べてない、マジで腹減った」
そう言って朔弥は屋台の方へ歩いて行き、10分後に手に一杯食べ物を持って戻って来た。
「食べ過ぎじゃない?大丈夫?」
「この後はもう何もねぇから大丈夫。あ、蒼衣のミスコンは見に行くから」
「来なくていいよ!」
今日は本発表が夕方17時からだ。
まぁ昨日の中間発表で差があっての今日だから、俺は伊吹くんが優勝すると思ってる。して欲しい。
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