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「朔弥の劇見に行きたかったなぁ」
「いや、言うて俺劇自体には出てねぇからな」
「そうだけどさ〜」
「来年は出れるの?」
「多分。新入生が少ないと無理っぽいけど」
とそんな会話をしている最中も、朔弥は買ってきた焼きそばやお好み焼きをもりもり食べてる。
「そういや海んとこ行った?」
「行ってない」
「何やってるんだっけ?」
「焼きそばでしょ」
「あー!別の所の買ってきちゃったよ!」
悔しそうにしながら焼きそばをもりもり食べてる。
よく食べるなぁ…
海、手伝えてるのかな…
俺のせいで怪我させちゃったし、心配だな。
「ねぇ、海の所行こうよ」
「ん?いいけど、ちょっと待って。この焼きそばだけ食べちゃうから」
ー
そして3人でバスケ部の屋台へ向かった。
そこで焼きそばを作ってる先輩に海のことを聞いた。
「榎南?もういねぇよ?」
「椿葵くんだ、なに、榎南と友達なの?」
「えっと、はい」
「へぇ〜。そうだ、これあげるよ。サービス」
焼きそばのパックを2つもくれた。
「あ、ありがとうございます!」
「いえいえ〜じゃあね〜」
「海どこ行ったんだろう?」
「誰かと回ってんじゃね?」
「誰かって?」
「彼氏とか?」
「えっ?」
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