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『変わらず距離が近いです!これはもしかしてもしかするかも!?』
なんて言う司会者の言葉に場内から野太い声と黄色い声が上がり、更に盛り上がる。
正直やめて欲しい。湊人先輩に迷惑がかかってしまう。
そしたら、
チュッ
「へ?」
ほっぺにキスをされて、湊人先輩を見ると見惚れるくらいに綺麗な顔で笑っていた。
『はい、ちょっと!二人の世界に入らないで!これから記念撮影しますので!』
「っ…」
そうだ、ここステージの上だった。
恥ずかしい…!
一気に顔が熱くなった。
「照れてるの?かわいいね、蒼衣くんは」
「か、からかわないでくださいっ」
「ははっ」
『はーい、イチャついてるところ大変恐縮ですが、櫻井くんは椿葵くんをそのまま抱き上げたままで写真撮影しまーす』
「えっ…うそ」
そして湊人先輩が俺をお姫様抱っこしてるツーショットが撮られ、その写真は文化祭写真の中でも相当売れたようで、写真部の柾くんから海にいった情報が俺に回ってきた。
記念にと、俺もツーショットの写真をもらったけど、恥ずかしくてまともに見れない。
そして、文化祭以来、柊とあまり話せてない。
なんとなく、避けられてる気がするのは、本当にただの気のせいなのか…
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