アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
177
-
「やめろっ!…離せっ!」
「椿葵くんって意外と口悪いんだな?」
「っ…ひ!」
そう言いながら、瀬古と呼ばれた先輩は、俺の耳を舐め上げた。
ぞわぞわと鳥肌が立つ。
さっきまで過呼吸気味になっていたはずなのに、あまりの恐怖にそれは収まっていた。
「やめっ…いや、だっ!」
「あーくそっ。抵抗すんなよ、面倒だから」
パンッと頬を叩かれた。
突然のことで、呆然とする。
ヒリヒリと痛む頬。
でも抵抗をやめる気は無い。
「…っ離せ!」
「チッ…大人しくしてろって言ってんだろ」
また頬を叩かれた。
目に涙が浮かぶ。
「はっ…涙目になってんな?可愛いじゃん。でもさぁ、痛くしろって言われてんだよなぁ。ごめんな?」
そんな恐ろしいことを無表情で言ってのけるこの人に、感情というものはあるのだろうか?
なんて考えてたらネクタイを外されて、そして手早く両手首がネクタイによって縛られた。
そして縛られた腕を引っ張られる。
「っ…いた、離しっ」
「はいはい、大人しくしてな?」
縛られた腕は更に、瀬古のネクタイによって近くの棚の柱へ立った状態で縛りつけられた。
ブレザーとシャツを腕の所まで脱がされる。
「やっ…」
「綺麗な背中」
固唾を呑む音が背後から聞こえた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
178 / 371