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1月2日。
初詣は海と朔弥と灯厘と俺の4人で来た。
朔弥と灯厘とは地元が離れてるから、やって来たのは中間地点くらいのちょっと有名な神社だ。
「灯厘ー!」
「蒼衣っ!あけましておめでとうっ」
「おめでとう!」
待ち合わせ場所に来た灯厘と抱き合う。
「ははっ、二人ってなんかこう、小動物っぽいよな」
朔弥が笑いながら言うと、続いて海が口を開いた。
「そういえばお前ら兎コンビって一部で言われてるらしいぞ」
「えっ、なにそれ」
初耳だ。
「あ、それ紫陽に聞いた。あと、蒼衣と柊くんは天使コンビでしょ?」
俺、こういう噂に疎い気がする。
「そうそう」
ん…?
「は?天使?どこが?」
え、俺もだけど、柊とかどこが天使?
「それは奏那が?」
「え、二人ともだけど」
「だってさ、海」
「こういう時ばっかり俺に振るな」
海がバシッと軽く朔弥の肩を叩いた。
「だって面白いから」
「…」
「いった!」
海は無言で今度は凄い音を立てて朔弥の背中を叩いた。
痛そうだ。
「大丈夫?」
「海は揶揄うもんじゃないな」
灯厘が朔弥に声を掛けてる。
優しいなぁ…
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