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いつもの四人で新しいクラス表を見に行った。
「あ、俺またAクラスだ」
俺は自分の名前を見つけて、他の三人を見た。
「俺もAクラス。またよろしくね、蒼衣」
隣に立つ柊は俺に綺麗に微笑みかけた。
「よろしく」
「二人ともAクラスかー。俺はBだ。海は?」
「俺はC」
クラスは別れてしまって残念だけど、寮生活の俺たちにとってクラスが別れるというのは大きな問題ではない。
「じゃあ、また昼にな」
「じゃねー」
各クラスに別れて行く。
Aクラスは一番奥の教室だ。
教室に着いて中に入った瞬間、教室内がシンとした。
あ、デジャヴ…
「椿葵くんだ…」
「柊くんと一緒みたい」
「二人とも綺麗過ぎる」
「さすが天使コンビ」
と、コソコソと声が聞こえてきた。
会話の内容も気になるが、天使コンビという名前も気になる。
灯厘が言ってた天使コンビって言われてるって本当だったんだなぁ…
「蒼衣ーどうしたの?」
「あ、ううん」
そして出席番号順の席に着いた。
「今度は隣だ」
柊は俺の隣の席に座って机に肘をつき、こちらを見て笑ったから俺も笑い返した。
この後、担任の先生が来て、委員会なども決まっていった。
俺は生徒会ということもあって何の役職にも着かずに済んだ。
そして身体測定が始まった。
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